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MJMJ訳 20231117.0
版
最終同期:
2024/12/18
0. はじめに
1. ゲームの考え方
2. カードの部分
3. カード・タイプ
4. 領域
5. ターンの構造
6. 呪文、能力、効果
7. その他のルール
8. 多人数戦ルール
9. カジュアル変種ルール
900. 総則
901. プレインチェイス戦
902. ヴァンガード戦
903. 統率者戦
904. アーチエネミー戦
905. コンスピラシー・ドラフト
総合ルールビューア
9. カジュアル
変種ルール
901.
プレインチェイス戦
901.1
プレインチェイス戦
変種ルール
において、
次元
・
カード
と
現象
・
カード
はさらなる
能力
と無作為性をゲームに導入する。
プレインチェイス戦
変種ルール
では、マジックの通常のルールすべてを用いるのに加え、以下の追加ルールを用いる。
901.2
プレインチェイス戦
は2人戦でも
多人数戦
でも行うことができる。
多人数戦
の
場合
、原則として、
無差別戦
変種ルール
と
「複数への攻撃」選択ルール
を用い、「
影響範囲限定
」
選択ルール
は用いない。
rule 806
〔「
無差別戦
」
変種ルール
〕参照。
901.3
通常のゲームの物品に加えて、各
プレイヤー
は10枚以上の
次元
・
カード
や
現象
・
カード
からなる
次元
補助
デッキ
を準備しなければならない。また、ゲームの進行には
次元ダイス
が1つ必要である。
次元デッキ
には
現象
・
カード
は2枚までしか入れることができない。
次元デッキ
には同名の
カード
が2枚以上入っていてはならない。(
rule 311
〔
次元
〕、
rule 312
〔
現象
〕参照)
901.3a
次元ダイス
は6面体のサイコロである。1つの面には
プレインズウォーカー・シンボル
が、他の1つの面には
カオス・シンボル
が記されている。他の面は何も記されていない。
901.4
ゲームの間を通して、
次元
・
カード
や
現象
・
カード
は
次元デッキ
の中にあるときも
オモテ向き
であるときも
統率領域
にあり続ける。
901.5
すべての
プレイヤー
が最初の
手札
を確定させ、ゲームの開始時に
開始時の手札
から処理を行える
カード
の
能力
を使った後、
開始プレイヤー
は自分の
次元デッキ
の一番上の
カード
を取って
オモテ向き
にする。
現象
・
カード
ならば、その
カード
を自分の
次元デッキ
の一番下に置き、
次元
・
カード
が
オモテ向き
にな
るまでこの手順を繰り返す(
rule 103.7
参照)。この手順の間、
オモテ向き
にな
った
カード
の
能力
が
誘発
することはない。
オモテ向き
にな
った
次元
・
カード
が開始時の
次元
となる。
901.6
次元
・
カード
や
現象
・
カード
の
オーナー
は、その
カード
を自分の
次元デッキ
に入れてゲームを始めた
プレイヤー
である。
オモテ向き
の
次元
・
カード
や
現象
・
カード
の
コントローラー
は、
次元
コントローラー
として指定された
プレイヤー
である。通常、
次元
はその時点での
アクティブ・プレイヤー
によって
コントロール
されている。しかし、現在の
次元
コントローラー
がゲームから離れる
場合
、ターン順で次
にな
る、ゲームから離れない
プレイヤー
が
次元
コントローラー
となり、その後で元の
次元
コントローラー
はゲームから離れる。新しい
次元
コントローラー
は、その
プレイヤー
がゲームから離れるか、あるいは他の
プレイヤー
が
アクティブ・プレイヤー
にな
るまでの間、指定されたままとなる。
901.7
統率領域
にある
オモテ向き
の
次元
・
カード
や
現象
・
カード
の
能力
は、その
領域
から機能する。その
カード
の
常在型能力
はゲームに影響を及ぼし、
誘発型能力
は
誘発
することができ、
起動型能力
は
起動
することができる、
901.7a
オモテ向き
の
次元
・
カード
や
現象
・
カード
が
裏向き
にな
った
場合
、それは新しい
オブジェクト
にな
る。
901.8
プレインチェイス戦
では、「
プレインズウォーク
能力
」と呼ばれる固有の
誘発型能力
が存在する。この
能力
は「
あなた
が
次元ダイス
の
プレインズウォーカー・シンボル
を出すたび、
プレインズウォーク
する。」というものである(
rule 701.24
〔
プレインズウォーク
する〕参照)。この
能力
には発生源は存在せず、
コントローラー
はこれを
誘発
させた
次元ダイス
を振った
プレイヤー
である。これは
rule 113.8
の例外である。
901.9
アクティブ・プレイヤー
が
優先権
を持っていて
スタック
が空の
場合
、自分の
メイン・フェイズ
の間なら、その
プレイヤー
は
次元ダイス
を振ることができる。その
プレイヤー
は、この処理を行うための
コスト
として、そのターンにこの処理を既に行なった回数に等しいだけの
マナ
を
支払
う。これは
特別な処理
であり、
スタック
を用いない。そのターン
の間に
効果
によって
次元ダイス
を振っていた
場合
、
次元ダイス
を振った回数と等しくならないことに注意すること(
rule 116.2i
参照)。
901.9a
次元ダイス
の目が無地の
場合
、何も起こらない。
アクティブ・プレイヤー
は
優先権
を得る。
901.9b
次元ダイス
の目が
カオス・シンボル
の
場合
、カオスが起こる(
rule 311.7
参照)。
アクティブ・プレイヤー
は
優先権
を得る。
901.9c
次元ダイス
の目が
プレインズウォーカー・シンボル
の
場合
、「
プレインズウォーク
能力
」が
誘発
し、
スタック
に積まれる。
アクティブ・プレイヤー
は
優先権
を得る。
901.9d
次元ダイス
を振ることは、
プレイヤー
がサイコロを振ることで
誘発
する
能力
を
誘発
させる。しかし、出目同士を比べたり出目と特定の数を比べたりするような、その出目を数として参照する
効果
は、
次元ダイス
を振ったことを無視する。
rule 706
〔サイコロを振ること〕参照。
901.10
プレイヤー
がゲームから離れるとき、
現象
からの
能力
を除いて、その
プレイヤー
が
オーナー
であるすべての
オブジェクト
はゲームから離れる(
rule 800.4a
参照)。これに
オモテ向き
の
次元
・
カード
や
現象
・
カード
が含まれる
場合
、
次元
コントローラー
は自分の
次元デッキ
の一番上の
カード
を
オモテ向き
にする。これは
状況起因処理
ではなく、
プレイヤー
がゲームから離れたら即座に発生する。
901.10a
次元
が、それ自身を発生源とする「
プレインズウォーク
能力
」が
スタック
にある間にゲームから離れる
場合
、その
能力
は消滅する。
901.10b
現象
からの
能力
の
オーナー
である
プレイヤー
がゲームから離れた
場合
、その
能力
は新しい
次元
コントローラー
の
コントロール
下で
スタック
に残る。
901.11
ゲームが開始した後、
プレイヤー
が自分の
次元デッキ
の一番上の
カード
を取って
オモテ向き
にした
場合
、その
プレイヤー
が『
プレインズウォーク
』したという。
プレイヤー
の
プレインズウォーク
が終わるまで残る
継続的効果
は終わる。
プレイヤー
が
プレインズウォーク
したときに
誘発
する
能力
は
誘発
する。
rule 701.24
参照。
901.11a
プレイヤー
は「
プレインズウォーク
能力
」の結果として(
rule 901.8
参照)、あるいは
オモテ向き
の
次元
・
カード
や
現象
・
カード
の
オーナー
がゲームから離れたことによって(
rule 901.10
参照)、あるいは
現象
・
カード
の
誘発型能力
が
スタック
を離れたことによって(
rule 704.6f
参照)
プレインズウォーク
する。
能力
によって
プレインズウォーク
することもある。
901.11b
オモテ向き
にな
った
次元
・
カード
は、その
プレイヤー
が
プレインズウォーク
した
次元
である。
裏向き
にな
った、あるいはゲームから離れた
次元
・
カード
や
現象
・
カード
は、その
プレイヤー
が
プレインズウォーク
した元の
次元
や
現象
である。
901.11c
複数の
次元
・
カード
が
オモテ向き
にな
っている時に
プレイヤー
が
プレインズウォーク
した
場合
、その
プレイヤー
はそれら全ての
次元
から
プレインズウォーク
する。
901.12
双頭巨人戦
プレインチェイス戦
では、
多人数戦
「双頭巨人戦」変種ルール
のすべてのルールと、カジュアル
変種ルール
プレインチェイス戦
のすべてのルールに加え、以下のルールを用いる。
901.12a
各
プレイヤー
は自分の
次元デッキ
を持つ。
901.12b
次元
コントローラー
は通常、
アクティブ・チーム
の第1
プレイヤー
である。しかし、現在の
次元
コントローラー
の
チーム
がゲームから離れる
場合
、ターン順で次
にな
る、ゲームから離れない
チーム
の第1
プレイヤー
が
次元
コントローラー
となり、その後で元の
次元
コントローラー
の
チーム
はゲームから離れる。新しい
次元
コントローラー
は、その
プレイヤー
がゲームから離れるか、あるいは他の
チーム
が
アクティブ・チーム
にな
るまでの間、指定されたままとなる。
901.12c
オモテ向き
の
次元
・
カード
や
現象
・
カード
は1人の
プレイヤー
によって
コントロール
されるが、その
次元
・
カード
や
現象
・
カード
の持つ
能力
で「
あなた
/you」を参照する物は
次元
コントローラー
の
チーム
の両方のメンバーに適用される。
901.12d
アクティブ・チーム
の各メンバーは
アクティブ・プレイヤー
であるので、それぞれが
次元ダイス
を振ることができる。各
プレイヤー
の
次元ダイス
を振るための
コスト
は、その
プレイヤー
自身が何度
次元ダイス
を振ったかによって定まる。
901.13
大乱闘戦
以外の
多人数戦
フォーマットにおいて、
次元
・
カード
や
現象
・
カード
は「
影響範囲限定
」
選択ルール
の影響を受けない。その
能力
、および
能力
の
効果
は、適用できるすべての
オブジェクト
や
プレイヤー
に影響を及ぼす。(
rule 801
〔「
影響範囲限定
」
選択ルール
〕参照)
901.14
大乱闘戦
プレインチェイス戦
においては、複数の
次元
・
カード
や
現象
・
カード
が同時に
オモテ向き
にな
る。
901.14a
ゲームの第1ターン開始前に、ターン・マーカーを持ってゲームを始める
プレイヤー
はそれぞれ開始時の
次元
を決める(
rule 901.5
参照)。それらの
プレイヤー
が
次元
コントローラー
である。
901.14b
プレイヤー
がゲームから離れ、それによってゲームのターン・マーカーの数が減る
場合
、その
プレイヤー
がまず
次元
コントローラー
でなくなり(他の
プレイヤー
も
次元
コントローラー
にな
らない)、それからその
プレイヤー
がゲームから離れる。その
プレイヤー
が
コントロール
していた
オモテ向き
の
次元
・
カード
や
現象
・
カード
は、
オーナー
の
次元デッキ
の一番下に置かれる。
プレインズウォーク
したものとしては扱わない。
901.15
「単一
次元デッキ
」
選択ルール
901.15a
代替の
選択ルール
として、
プレインチェイス戦
は全員で公共
次元デッキ
を用いて行うことができる。この
場合
、
次元デッキ
の
カード
枚数は最低でも40枚、あるいはゲームに参加している人ごとに10枚のいずれか少ない方の枚数が必要となる。
次元デッキ
には
プレイヤー
数の2倍を超える
現象
・
カード
を入れることはできない。
次元デッキ
に同名の
カード
が入っていてはならない。
901.15b
「単一
次元デッキ
」
選択ルール
を用いた
プレインチェイス戦
において、
次元
コントローラー
は
次元デッキ
内の全ての
カード
の
オーナー
として扱
う。
901.15c
ルールや
能力
によっていずれかの
プレイヤー
の
次元デッキ
が参照される
場合
、公共
次元デッキ
を用いる。
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