例:《クローン》が戦場の《野生の血の群れ》(変身する両面カードの第2面)をコピーした状態で戦場に出る。その《クローン》は《野生の血の群れ》のコピーとなる。《クローン》自身は変身する両面カードではないため、それは変身できない。
例:プレイヤーが《細胞形成》をプレイし、《クルーインの無法者》(変身する両面カードの第1面)をターン終了時まで《先兵の精鋭》(2/1の人間・兵士クリーチャー)のコピーにした。その後、そのプレイヤーは「すべての人間を変身させる。」という効果を持つ《月霧》を唱えた。《先兵の精鋭》のコピーは変身する両面カードであるため、それは変身する。その結果、そのパーマネントは第2面がオモテになるが、そのターンの間は《先兵の精鋭》のコピーのままである。
例:プレイヤーが人間・ならず者でありモードを持つ両面カードの第1面である《ブラックブルームのならず者》をコントロールしていて、《月霧》を唱えた。《ブラックブルームのならず者》は変身しない。
712.10 呪文や能力に、プレイヤーに変身またはトランスフォーム先の面がインスタントやソーサリー になるパーマネントや、インスタントやソーサリーである面で生成された変身するトークンを変身またはトランスフォームさせるよう指示がある場合、何も起こらない。
例:プレイヤーが、組み合わせた効果によりすべてのパーマネントは他のタイプに加えてアーティファクト・クリーチャー になる、《マイコシンスの格子》と《機械の行進》をコントロールしている。さらに、戦場にあり日暮を持つクリーチャー《鳥の称賛者》のコピーである《クローン》をコントロールしている。現在が夜であるが、そのパーマネントは両面カードで表されていないので変身できない。そのコントローラーがそれを対象にして《神秘の反射》を唱え、その後、第2面がソーサリーである包囲戦・バトルである《ケイレムへの侵攻》を唱えた。《ケイレムへの侵攻》はクリーチャーとして戦場に出るので、《神秘の反射》の置換効果が適用されて、《鳥の称賛者》のコピーとして戦場に出ようとする。今が夜なので、日暮 能力により通常ならそれは第2面をオモテにして戦場に出ることになる。しかし、それの第2面はソーサリーなので、代わりにそれはオーナーの墓地に置かれる。
例:《村の鉄鍛冶》(変身する両面カードの第1面)がターン終了時まで+2/+2の修整を受ける効果を受けていて、その後に《村の鉄鍛冶》は《鉄牙》へと変身した。《鉄牙》はターン終了時まで+2/+2の修整を受け続ける。
例:合体したパーマネントである《騒がしい徒党》が死亡したとする。「クリーチャーが1体死亡するたび」の誘発型能力は1回誘発する。「いずこかからカード1枚が墓地に置かれるたび」の誘発型能力は2回誘発する。
例:《映し身人形》は「映し身人形が戦場に出たとき、トークンでないクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを追放してもよい。」と「映し身人形によって追放されたカードがクリーチャー・カードであるかぎり、映し身人形は、映し身人形によって最後に追放されたクリーチャー・カードのパワーとタフネスとクリーチャー・タイプを持つ。これは多相の戦士でもある。」という能力を持つカードである。《映し身人形》の1つ目の能力によって、合体したパーマネントである《騒がしい徒党》を追放する際には、《映し身人形》のコントローラーが、最後に追放されたクリーチャー・カードが《夜深の死体あさり》と《墓ネズミ》のどちらなのかを選ぶ。
例:《来世への旅》は「クリーチャー1体を対象とする。それを追放する。次の終了ステップの開始時に、そのカードをオーナーのコントロール下で、+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に戻す。」と書かれたインスタントである。プレイヤーが合体したパーマネントである《騒がしい徒党》を対象として《来世への旅》を唱えたとする。《騒がしい徒党》が追放される。次の終了ステップの開始時に、《夜深の死体あさり》と《墓ネズミ》の両方が、+1/+1カウンターがそれぞれ1個ずつ置かれた状態で戦場に戻る。
例:《まやかしの死》は「エンチャントされているクリーチャーが死亡したとき、そのカードをあなたの コントロール下で戦場に戻す。」という能力を持つオーラである。《まやかしの死》によってエンチャントされている《騒がしい徒党》が死亡したとする。その誘発型能力によって《夜深の死体あさり》と《墓ネズミ》の両方が戦場に戻る。
例:《ミミックの大桶》は「トークンでないクリーチャーが1体死亡するたび、あなたはそのカードを追放してもよい。」という能力を持つアーティファクトである。《騒がしい徒党》が死亡したとき、《ミミックの大桶》の誘発型能力の解決時に、そのコントローラーは、《騒がしい徒党》を表す2枚のカードの両方を追放するかどちらも追放しないかを選ぶ。
例:《虚空の力線》は「いずこかからカードが対戦相手の墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。」という能力を持つエンチャントである。《太陽と月の輪》は、エンチャント(プレイヤー)と「いずこかからカードがエンチャントしているプレイヤーの墓地に置かれるなら、代わりに、そのカードを公開してオーナーのライブラリーの一番下に置く。」という能力を持つオーラである。《騒がしい徒党》のコントローラーが両方のカードの効果の影響を受けているなら、そのプレイヤーがそのイベントに適用する効果1つを選び、《夜深の死体あさり》と《墓ネズミ》の両方が該当する1つの領域に移動する。